嗚呼、横浜大洋銀行

----- 1999年 私的名嘆き選 -----




春先大洋であることすら忘れたか (1999/2/22)
今日のヤリ玉:福盛 試合結果:W 4 - 17 BW
ペナントレースが5月で終わる大洋にとって、オープン戦をAクラスで終えるということは巨人の優勝・阪神の内紛と並んでセ・リーグ界の三大義務とも言えるものであるが、優勝ボケでその義務すら忘れたか、開幕戦早々大敗を喫した。しかも2回裏の時点で10点取られ、終わってみれば13点差という凄まじいまでの負けっぷりであったが、誰かの引退試合や復帰試合等では必ず負けてあげる大洋だけに、プロ野球界の至宝イチローの壮行試合だったと考えれば、そのサービスの良さにも納得できると言えよう。尚、以前よりオープン戦の開幕投手を狙うと宣言し、それを実現させた福盛は、2回10失点の勲章を引っ下げて今度はイースタンの開幕投手を狙っているようだ。

大洋、横浜に惨敗 (1999/3/28)
今日のヤリ玉:横浜大洋銀行 試合結果:W 1 - 6 L
西武には自らが取り逃した松坂大輔(3/31までは高校生)を無理矢理先発させておいて、対する大洋は先発候補6人衆を並べ、これで勝たなきゃ昨年の大洋の日本一はやはり夢か幻か、やっぱりまたウン十年待つのかという状況で始まったオープン戦最終戦であったが、何と我らが大洋はただ単に負けるどころか2回まで全部のアウトが三振、結局6回までに11三振を喫し、松坂から奪った得点はPL学園以下のたったの1点だったりして、プロ野球の日本一は高校野球の日本一にも劣ることを見事に証明してしまった大洋はさりげなくサントリーカップの最下位だったりして、これでますます今季終了後の大洋及び阪神と、横浜高校とPL学園の入れ替え戦が楽しみになってきた。

やったぜ大洋、目指せ定位置! (1999/4/2)
今日のヤリ玉:横浜大洋銀行 試合結果:W 5 - 10 S
オープン戦をBクラスで終え、今年はいつもと何かが違うとファンを心配させた大洋。しかし、シーズンが始まってみれば、大洋はやっぱり大洋だったぜ!!


  • 試合前に和田アキ子の恫喝に怯える大洋ナイン、芸能界では先輩のヤクルトにやる前から遠慮がいっぱい。
  • 初回いきなり石井と波留の三振ゲッツーで華々しいスタート。
  • 三浦、早速池山に被弾して守る方でも順調な出だし。守備陣にも負けじと進藤、石井、ローズの三人でさんざん飛球を追い回った挙げ句セカンド前ポテン二塁打を許す。
  • 池山のウソバントにやられた開幕投手三浦バンチョー、石井一久にまで二塁打を浴び、一気に崩れて逃げ帰る。
  • ベンチもやる気マンマン、開幕戦から河原を出していきなり暴投で失点。次の球もさりげなく暴投。今年も何をしに出てきたのか判らない奴度ナンバーワン。
  • 続いて出てきた横山もつられるように暴投。それだけじゃつまらんとばかりに新外国人に揃って本塁打を献上。
  • その間、打撃陣は石井一久相手に素振りに徹するのみ。素振りなんだからストライクだろうがボールだろうが関係無し。
  • 鈴木尚、大洋バブルファンがもう帰った最終回に最後ッ屁のソロ本塁打。無意味な本塁打数では歴代ナンバーワンの原辰徳の後を継ぐ意志を固めたようだ。
  • 駒田、一塁、二塁、三塁への内野ゴロを放つものの、最後は残念ながらショートの頭を越えてしまい、サイクル内野ゴロを逃す。
  • やっぱり出た、完全に試合が決まった後の無駄に試合時間を長くするだけの意味のない反撃。誰も逆転するなんて思ってないんだからさっさと終わりにしろ!
  • 佐藤藍子にいいところを見せたい波留、大振りするばかりで三振して最後の打者に。
  • 去年解説者として無敗の高木豊、初戦から惨敗、そして全然面白くない上に当たらない解説。開幕は秋山御本尊だろうが!


終わってみればガハハ本舗こと別所の大洋許さん論を裏付ける素晴らしいまでの大洋チックな敗戦。さあ、今年こそは定位置奪取だ!

開幕投手を決める基準を100文字以内で簡潔に教えて頂きたい (1999/4/14)
今日のヤリ玉:横浜大洋銀行 試合結果:W 2 - 1 T
昨日、一昨日に続いて貧打戦でもあり、貧走戦でもあり、貧守戦でもあるという何とも情けない試合。初回珍しくすんなり1点取り、さらに一死三塁でローズ、駒田が案の定凡退。その後は吉田豊彦相手に7回までヒットたったの2本。勿論その間にも駒田は併殺打を忘れない。こういうのを見るたびに野村再生工場の生産性向上には大洋打線が大きく貢献していると思わざるを得ない。9回の攻撃も酷いもんで、せっかくの無死一二塁も谷繁がどうせ成功するわけがないバントを敢行、結局大豊へのフライになって、しかも捕った瞬間大豊が落としたもんだからセーフだと思い込んだ中根が二塁に駒田がのさばっているのに勝手に走り出してアウト。なんともみっともないプレーだが、ここはトリプルプレーにならなくて良かった良かったと安堵するというのが大洋ファンの醍醐味というものである。

守備も酷いぞ今日は。7回は2四球とヒットで二死満塁。ここで矢野の打球は進藤の真っ正面だったのに、何を慌てたかボールの周りをうろちょろするだけでオールセーフ。やい進藤! 守ることしか能がないんだからそんな球落とすな! 試合は何とか勝ったものの、このエラーのせいで一度同点になったので好投の三浦の初白星はまたもお預け。有働、盛田、川村の例が示すように大洋の開幕投手はそのシーズンは全然勝てないという伝統は優勝を経てもしっかり受け継がれているようだ。そして気付いたら何と福盛が2勝目でチームの勝ち頭になっていて、なんだか去年の阿波野級のゴッツァン野郎になってきたぞ。

見たか、毎回拙攻だ!! (1999/4/23)
今日のヤリ玉:マシン癌打線 試合結果:W 5 - 6 G
日テレアナウンサーだけではなく、悪太郎にまで同情される貧打線、今日も大爆発。

1回表:併殺
2回表:併殺
3回表:併殺
4回表:併殺
5回表:無死一三塁で0点
6回表:併殺
7回表:無死二塁で0点
8回表:無死一二塁で0点
9回表:先頭打者猿勿論凡退

「何故そこで打てんのだ!」と怒ってはいけません。
「何故毎回併殺を達成出来んのだ!」と怒りましょう。


草野球選手権@横浜スタヂアム (1999/4/29)
今日のヤリ玉:両チーム 試合結果:W 8 - 7 C
寒空の中、案の定ビールを飲み続けなきゃ見てられないようなお寒い試合で、予定通り酔っ払い状態になり、しかも風邪っぴき野郎になってしまったので一日遅れでお送り致します。

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わっはっはっ、今日はバックネット裏だぜ。こんな券が1000円で手に入るなんて世の中捨てたもんじゃねえな、さて入るか。それにしてもバックネット裏ってのは何処から入りゃいいんだい。外野と内野自由しか入ったことねぇから判んねえぞ、ん、ここか。え〜と14番ってのはどの辺だ、オイ何だこりゃ、随分上じゃねえか。まだ階段登るのかよメンドクセエなあ。あーやっと着いた。おぅ、何だいこりゃ、いい眺めじゃねえか。クソッ、贅沢野郎どもはいっつもこんな所から見てやがるんだな畜生。しかしお前、だからって大洋の試合なんかにウン10万も出すかぃ? どうせ金返せって叫んで帰るんだろうが。そりゃあ大金払ってあんな試合じゃ金返せって言いたくもなるわな。それにしても何だな、首振らなくてもスコアボードがちゃんと見えるってのは中々いいもんだな。あーあー外野あんなに混んでやがる。立見まで出てやがるじゃねえか。ヘッヘッヘッ、俺なんかスピードガンが終わってから来たってのんびり座れるぞ、ざまあ見やがれ。ん、何だ、7番ポゾってのは。進藤の野郎、また怪我しやがったなコノヤロー。お前のボデーはどっか錆びてるんじゃねえのか? まあいいや、どうせ打てやしねえから誰が入ったって大して変わらねえや。あー腹減った、パイコー飯はねぇのか? おい崎陽軒、お前じゃねえ。何だよホントに居ねえじゃねえか、何処行ったんだパイコー飯め。あーあ、試合が始まっちまうじゃねえか。

おい三浦、お前今日こそはちゃんと投げるんだろうな。今日ダメだったらなあ、角刈りだけじゃ済まねえぞコノヤロー。大船フラワーセンターで花屋修業させるぞコノヤロー。ん、野村から三振取りやがった。何だ、今日はいいのか? と思ったらペレスなんかに打たれやがった。こんなマイナーリーグにも入れなかった奴に打たれてどうすんだよ。そしたら江藤も三振かよ。何だ三浦、お前いつから三振ばっかり取るようになったんだ。どうせ調子に乗って三振取りに行って打たれるんだろうが。やめとけ、やめとけ。

広島は玉木かい。ホントに広島のピッチャーの使い方ってワケ判んねえな。こりゃ松坂じゃなくたって誰も広島なんか入りたがんねェよ。おっ、石井二塁打だ。こんぐらいのピッチャー打って当然だろうが、そんなに喜んでんじゃねえよ応援団め、どうせこの後の連中は凡退するに決まってるだろうが。おい波留、せめてだなあ、右方向に打ってみやがれ。おっ、ヒットだ、おい石井回れ! よーし、珍しく効率良く取りやがった。でもこれで終わりだな。鈴木三振、ローズ併殺ってのがいいところだろ。おい波留、たまには盗塁でもしてみやがれ。たまには一塁じゃなくて二塁でヘッドスライディングでもしたらどうだ。オッ、走った、あ、鈴木打ったぞ、よっしゃ抜けた、おい波留回れ、回れ、あっ、青山止めやがった。おい青山! お前何しやがる、スタート切ってたんだからあんなの余裕で入れるじゃねえかコノヤロー! おいローズ、せめて外野に飛ばしてくれよな。ファーボールだけは勘弁してくれ。駒田に回っちまうから。おっ、ヒットだ、おい鈴木回れ! あっ、また止めやがったな青山! ここで帰さねえと駒田に回っちまうじゃねえか、何で止めるんだコノヤロー! クソッ、駒田じゃどうしようもねえ、おい駒田、セカンドゴロでいいぞ、併殺の間に1点だ。三振ってのだけは止めろよな。お、フライだ、外野に飛んだぞ、おい鈴木走れ! よーし、3点だ。まあこの回は多分これで終わりだな。ホラ、ポゾが併殺だ。打てるわけねえよあんなスイングじゃ。真ん中より外以外は絶対打てねえぞあんな振り方じゃ。

しかし今日の三浦ダメだなー。何でそんなに球数が多いんだよ。そんなにツースリーが好きか? 寒いんだからさあ、もっとポンポン投げてさっさと終わらせろよな。まあ江藤だからしょうがねえか。あ、打たれやがった、おーローズよく捕った...けどセーフか。まあしょうがねえ、後を何とかしろ後を。オイオイ、江藤になんか盗塁されてるんじゃねえよ谷繁め、やい三浦、何でランナー居るのに二段モーションやってんだよ。まったく頭使うこと知らねえバッテリーだな。おいおい、金本も瀬戸もファーボールかよ。まったく寒ィ試合だ。あーつまんねえ、おいビールだ、ん、何時の間にヱビスビールなんか導入しやがったんだ大洋め、しょうがねえ、飲んでやろうじゃねえか。バックネット裏だもんな、たまにはぶるじょあじぃってやつを味わわねえとな。やい三浦、まさか押し出しじゃねえだろうな、おい権藤、今度マウンドに行くときはバリカン持ってけ。少しはシャキッとするから。あーあー、浅井に打たれやがった。まあ浅井じゃあしょうがねえ。大体達川は何でこんないいバッター使わねえでペレスだのペルドモだの使うんだよ。最初から出しゃあいいじゃねえか。そうすりゃ三浦がさっさと降板して小桧山が見れるんだから。あーあ、野村にも打たれちまった。あっという間に逆転じゃねえか。おい権藤、さっさと小桧山を出せ小桧山を。どう見たって負け試合じゃねえか。ん、何だよこのスコアボードのベイスターズマニアってのは。そして問題が谷繁入団時の背番号だと? ウソつくんじゃねえ、そんな問題出すんならさっさとホエールズマニアに名前変えやがれ。何年前の話だと思ってるんだ。ん、後ろのお前、22番だと? こんなのも判んねえのか? じゃあ何でお前こんな偉そうな所で見てやがるんだよ。外野に行け外野に。どうせ見えねえから。

さーて、三浦に代打出したからな、どうせ負け試合だし、小桧山だろ。何、森中? あー詰まんねえ、やい権藤、客が何見に来てるのか判ってんのか? どうせ誰出したって打たれるんだから小桧山出しときゃいいじゃねえか。ホラ、江藤がホームランだ。しっかし鈴木の追い方ってのは相変わらずみっともねえな。お前何時になったら風の計算が出来るようになるんだよ。それに何だセカンド万永ってのは。ローズはどうしたんだローズは。4番万永だなんて締まんねえなあ。まあ山崎が4番やるようなチームだからなウチは。

さーて、森中に代打出したから、今度こそ小桧山だろ。敗戦処理って言ったらここしか無ェだろうが。出てこい小桧山! さっさと出せ権藤!! ん、うぉーっ、ホントに出てきやがったぜコノヤロー!! ワッハッハッ、二度と見れねえと思ったら見れたじゃねえか。俺は嬉しいよホント、あのみっともねえフォームがまた見れるなんてなぁ。オイ何だ後ろのお前、谷繁の背番号だけじゃなくて小桧山も知らねえのかこのインチキ野郎め。「Bクラスの星」の帽子被ってるんだったらちゃんと勉強しとけ。見てみろあの重力に逆らった投げ方を。酒飲みすぎて腹が出ちまって、腰が曲がんねェから突っ立ったまんま投げてやがる。あれが小桧山だ。滅多に見れねえぞ、今日ダメだったらまた追浜行きかもしれねえからな、ちゃんと見とけよ。いやー懐かしいわい、例によって横手投げにしてるんじゃねえかと思ったらちゃんと前の通りじゃねえか。何で大洋ってのはちょっと駄目になるとサイドスローにしたり二段モーションにしたりするんだろうな。どうせ駄目なものは駄目なんだからほっときゃいいじゃねえか。広島は野村からだろ、こりゃどう見たって打たれるに決まってるわい。何だ小桧山め、速い球と遅い球でフォームが全然違うぞ、素人でも判るじゃねえか。ん、何だよ抑えちまったじゃねえか。苫篠も前田も凡退だと? オイオイどうしたんだよ一体、いいじゃねえか小桧山。さてはあのインチキ臭ェフォームで相手をびっくりさせようってェ魂胆だな。結局前もそれで失敗したんじゃねえか、懲りねえやつだ全く。

あーあもう7回裏だ。やい権藤、ちったぁ打線を何とかしやがれ打線を。さっきから併殺ばっかりじゃねえか、もう3つだぞ畜生。やい石井、とりあえず塁に出やがれ。ん、あーあショートゴロだ、と思ったら何処投げてんだ野村、そんなに小桧山に抑えられたのがショックだったのか? あんだけ練習したって駄目なんだからなあ、そりゃ大洋なんか広島の半分以下しか練習してねぇんだから上手くなるわけが無ぇよな。おい波留、とりあえず転がしとけ。ん、外野に飛んだぞ、あーあ捕られた。だから転がせって言ったじゃねえか。おい鈴木頼むぞ、お前ランナー居る時滅多に打たねえからな、たまには打ってみやがれ。あーあ、セカンドゴロかい。ゲッツーだな、ってエラーしてんじゃねえよ苫篠。また大下に殴られるぞ、松本典子も泣いてるよこれじゃあ。まったく草野球だなこりゃ。それにしても何で次が万永なんだよ、これじゃ点が入るワケ無ェじゃねえか。代打出そうにも万永代えたら誰も守る奴居ねえもんな。やい権藤、いつまでもピッチャーばっかり沢山入れてるんじゃねえよ、どうせ出れねえならさっさと進藤落として新井でも何でもいいから上げりゃあいいじゃねえか。ホントに采配しねえなお前は。あーあ終わった終わった、と思ったら打ちやがったぞ、おい波留、回れ回れ! あっ、青山め、また止めやがったぜチクショー!! お前、何でそう止めるか回すかどっちかしか出来ねェんだよ、せめて代わりばんこにやるとか何とかならねえのかお前は。あーあ駒田に回っちまった。誰だ満塁男なんて言ってやがるのは。満塁じゃねえ、残塁男だぞコイツは。ホラ見やがれ三振だ。しかも猛ダッシュして帰ってやがる。やい駒田、何でお前は一塁に走るよりベンチに走る方が速いんだよ、いい加減にしやがれこの腐れリンゴが。おい佐伯、折角左投手なのに打たせてもらってるんだから打ってみやがれ。ん、ヨーシ、二点タイムリーだ、何だ佐伯め、ちょっとヒーローインタビューに出たからって調子に乗ってやがるな。あーでも駄目だ、次はポゾだ。あーあー終わった終わった。おい紀藤、全部内角に投げときゃ絶対当たんねえぞ。当たってもあのスイングじゃグリップに当たっちまうぜ。放っておいても大リーグボールだ。ん、何だ当たったぞ、でもこりゃ駄目だ、レフトフライだな、と思ったら飛んでるじゃねえか、オッ、フェンスに当たった、回れ回れ、ヨッシャー! 逆転だ!! ハッハッハッ、だから真ん中低めは駄目だって言ったじゃねえか。そこしか打てねェんだから、何考えてんだ瀬戸の奴は。何だ、今度は江藤までエラーしてやがる。こりゃ鉄拳どころじゃ済まねえぞ、かわいそうだねえ広島も。大洋なんかいくらエラーしたって笑って許してなのにな。ん? 小桧山に代打井上だと? 権藤め、馬鹿の一つ覚えもいい加減にしやがれ。こんな打率.000のくせにヘラヘラ笑ってる奴さっさと落とせ落とせ! ホラ見ろセカンドゴロだ。しかも一塁に足からスライディングしてやがる。そんなこと小学生だってやんねえぞコノヤロー。ああ馬鹿馬鹿しい、草野球見に来たんじゃねえぞ俺は、おいヱビスだヱビス、何だ畜生、ヱビスが全然居ねえじゃねえか。売る気無ェなら最初から売るんじゃねぇよ大洋め。

やい佐々木、これを抑えりゃァ小桧山が勝ち投手だぞ、1点でも取られようもんならなあ、フェラーリ取り上げるぞコノヤロー。あっ、いきなり二塁打打たれやがった。何考えてやがる、ポルシェも取り上げるぞコノヤロー。しかもバントで一死三塁だ。監督が昭仁だったら絶対スクイズなんだけどな、まあ前田じゃそのまま打つだろ。オッ、ピッチャーフライだ。やい佐々木、そんな真上に上がったやつくらい自分で捕れ、ポゾなんかに捕らせちゃ危なっかしくて見てらんねえ。さてはお前、さっきまで酒飲んでて三塁が進藤じゃなくてポゾだってこと知らなかったんじゃねえだろうな。あーあ江藤に四球だ。なんか危なっかしいなあ、何ならベンツも取り上げたっていいんだぞコノヤロー。おい、緒方はちゃんと抑えろよ、ん、ヨーシ、三振だ。ワッハッハッ、コッヒーが勝ち投手だってよヒーヒーヒー、駄目だ、笑いが止まんねえ。オイ、ヒーローインタビューに小桧山を出せ! ん、ホントに出てきやがった。そりゃそうだ、今日は小桧山を見に来たんだ、他の奴なんかどうでもいいんだ。何だお前、その「これからの分もとりかえす」ってのは。俺達が一体誰だと思ってるんだ、大洋ファンだぞ、そういうのを聞き逃すワケが無ェだろうが。どうでもいいからさっさとコンビニ弁当は止めて勝利投手賞のパールライスでも炊いて食ってろ。いやーそれにしても面白かったわい今日の草野球は。さすがにプロ野球でも最下位争いは一味違うぜ、やっぱり大洋はこうじゃなくちゃいけねえな。

遂にやったぜ! これでこそ大洋だ!! (1999/5/21)
今日のヤリ玉:河原 試合結果:W 4 - 7 C
去年の栄光も何処へやら、今シーズンは大洋らしさを発揮してBクラスをウロウロする大洋であったが、何かが足りなかった。そう、怒りを通り越して笑うしかない凡プレー、大洋に無くてはならないコイツが遂にやってきた!

7回表、1点差の場面でピッチャーは河原。河原といえば四球・死球・暴投の3点セットが得意技なのに、それらを披露する間も無く前田、江藤に連続安打を浴びてしまった。さらに続く金本はピッチャーゴロ。普通なら併殺で二死三塁の場面で得意技を出すに出せず、このままでは観客に失礼だと考えた河原はいつものキャッチャーへの暴投では観客は満足しないだろうとばかりに180°反対のセカンドに暴投、そしてその意志を感じた波留がその球をトンネルして二死三塁の筈が二点取られて無死三塁という大洋以外には絶対に出来ない酷いプレーを見せ、球場全体を溜め息の渦で一杯にすることに成功した。

その他、リードした途端に逆転される三浦、相変わらず.000の井上、打撃練習も出来ないくせにベンチにいる谷繁、喋ることを止めてしまった秋山登等チーム一丸となって大洋野球の励行に勤めた結果、遂に念願の5位の座を手に入れることに成功した。

でも、大洋の期待の新人っていつもこんなもんだよね (1999/6/10)
今日のヤリ玉:矢野 試合結果:W 6 - 8 S
例によって素材だけで終わるのかと言われつつ、その素材的評価とともに防御率も鰻上りの矢野が先発した今日の試合。大洋の投手としては珍しく1回表を0点に抑えた矢野であったが、4回表に怒涛の連打を食らってまたも途中降板。矢野は使えん、さっさと代えろ権藤! と怒ってしまったそこのアナタ!! 思い出してもみて下さい。大洋で今まで大いに期待された新人投手といえば

・珍しく抽選で当たった竹田
・期待だけは物凄かった右田
・暴言の限りを尽くした小桧山
・左腕王国の一翼を期待された河原

ってな感じでろくなのが居なかったじゃないですか。矢野なんかマシな方ですよ。だって、こいつらに比べたら投球フォームがまともじゃないですか!!ストライクも入るじゃないですか!!!

その後、ローズの満塁弾等で追い上げたものの、ビッグイニングが1度あると、それ以降は満足してしまって淡泊に徹する打線が逆転するわけもなく、森中、島田の頑張りも何の意味もなさずに定位置5位を通り越していきなり最下位転落。

というわけで、ヤクルトの先発が川崎ではなく宮出だったので、同一カード三連勝のチャンスと意気込んだものの、そこは大洋、勝てそうな時は逆に勝てないもんです。そして、負けそうなときにやっぱり負けるのが大洋。これじゃいつまで経っても勝てんわい、やっぱり最下位がピッタリですな。

大洋だけは袖の下なんか無関係だと信じていたのに (1999/6/30)
今日のヤリ玉:誰だあの審判は 試合結果:W 20 - 4 C
拙攻野球を標榜する広島と、残塁野球なら何処にも負けない大洋という大味なチーム同士の対戦。そもそも雨で中止だろうと思っていたのに試合をやらされてしまった選手達には最初からメンドクサイ的な雰囲気が漂っていたのであるが、今月4勝の川村とハーラートップの佐々岡が先発ならさっさと終わって飲みに行けるんじゃないかとか、富山なんか知らないからさっさと帰って寝たいとか、そんなことばっかり考えていた審判もやっぱりメンドクサイのは同じだったようで、大杉や篠塚など比較にならないくらい明らかなホームランだというのに「振り向くのがメンドクサイから」というだけの理由でろくに打球を見もしないでファールにしてしまうというのはいかがなものか。

この大誤審を審判による大味試合宣言と判断して俄然勢いづいた大味大洋は5回に突然の大爆発。投手交代に行くことすらメンドクサくなった達川監督はいつまで経っても佐々岡を代えずに放っておくと、弱い奴には滅法強い((c)完全無欠のロックンローラー)大洋はどんどん安打を重ねて何時の間にやら11連続安打の日本新記録で12点。もうやめてあげればいいのに、攻撃を止めることがメンドクサくなって次の回もまた4点。

結局、もう打球を追うのもメンドクサくなった前田の転倒により達成されたローズのサイクルヒットだとか、既に大洋に居ることすらメンドクサくなった進藤の三振だとか、投げるのがメンドクサイのでセットポジションでも伸び切らない五十嵐の肘だとか、およそプロ野球らしい真剣勝負とはかけ離れたこの試合も終わってみれば20点も取っていた大洋は20点を適正に毎試合に分配することすらメンドクサかったようで、結局最後までメンドクサさが漂うばかりの試合であった。

今シーズンただ1回の5割の余韻を今日1日だけ楽しもう (1999/7/8)
今日のヤリ玉:無しにしておこう 試合結果:W 9 - 1 C
相変わらず弱い相手には恐ろしいまでに強い大洋。
●1回、4回と併殺を絡めないと点が取れないという酷い攻撃を見せても、
●3四球1安打で1点しか取れなくても、
●突然スタメンに戻った進藤がヒットなのに1塁でアウトになっても、
●斎藤隆が江藤に本塁打を打たれても、
達川がキムタクを捕手に起用しなくても、
結局広島が調子が悪いから勝ってしまうという大洋らしからぬ運の良さを見せ、大洋に限っては三度目の正直どころか何度やっても正直はないという大方の予想を覆してシーズンの半分となる72試合を終えたところで遂に5割を達成した。

そんなわけで「これからがシーズンのスタートだ」なんていう相変わらずカレンダーの見方すら知らない発言もポロポロ出てきているんですが、それはつまりこれからまた6連敗と4連勝を2回繰り返した上、結局借金生活のままシーズンを終えるっていうことですか?

大味対決に大洋が圧勝 (1999/8/6)
今日のヤリ玉:二日続けて同じことするな佐伯 試合結果:W 4 - 3 C

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
W 3 0(1) 2 3 2 2 0 0 1(1) 13(2)
C 1 1 0 2 0 0 2 1 1 8(0)

※()内は併殺

上記のように、残塁、併殺ともに広島を圧倒した大洋が、石井琢の2本塁打・最終回のエラー等攻守に渡る活躍で広島に辛勝。広島の4つのエラー・7つの四死球も全く活かせず、佐伯が駒田の後を継ぐのは俺だと言わんばかりの二日連続初回二死満塁ファーストゴロを放つ等、凄まじいまでの拙攻を繰り返し、結局本塁打でしか点が取れないという大洋らしい展開ながらも、最近大下が目立たなくなってますます迫力のなくなった広島の無気力な野球に助けられ、9回裏は中継ぎローテーションも無視して登板した矢野が抑えて7連勝。こうして遂に貯金を5まで持ってきた大洋であるが、大洋ファンの胸には8連勝の直後に13連敗したあの悪夢が去来して、勝てば勝つほど不安になっていっているようだ。

やったらやり返されろ (1999/8/12)
今日のヤリ玉:三浦小桧山米西矢野 試合結果:W 5 - 19 C
■結局エンジンがかからなかったランボルギーニ三浦
■20日ぶりの登板で20日分失点する小桧山
■防御率9.00なのに今日投げた中では最もまともに見えてしまう米
■恥ずかしい目に遭いたくないから一人だけ投げて去ってしまった西
■そして恥ずかしい目に遭う矢野

結局江藤に10打点を許してセ・リーグ記録を持つレオン、ローズの大洋勢に並ばれてしまうという全員五厘刈り的な結果を残した豪華投手陣を筆頭に、3本目の代打本塁打(それ以外の代打安打は1本だけ)を記録した井上が一軍残留を決定づける等、二日連続プロ初勝利を献上した大洋は連勝後の連敗は連勝数を大きく上回るという大洋的法則に則って目標のBクラスへの道を驀進中であり、要するに駒田の言うところの「まだまだ勝負は先」の「先」ってのは数十年後のことのなんですな。

勿論打撃投手として採用するんだろうな (1999/10/4)
今日のヤリ玉:西を解雇した大洋球団
ローズが来年の契約を済ませたという朗報を流しておいて、その影でひっそりと何人か解雇している、というのは大洋球団の常套手段であるが、宮川、紀田といったスカウトの目の節穴が如何にデカイかを証明するドラフト上位指名選手や、池上、四條といった誰も期待していなかったテスト入団選手はどうでもいいとして、大洋にとって最も重要な役割である敗戦処理のエース西が解雇されているというのはどうしたことか。全然球が速くないくせに投球後に左に崩れていく渡辺とか、大洋初の複数年契約敗戦処理投手の五十嵐が居るからもう要らんってことですか? 0-11で敗けている試合の9回表をきちんと終わらせられるのは西くらいしか居ないというのに何という見る目の無さ。是非再度打撃投手として採用して2年後の現役復帰を考慮して頂くとともに、大洋にとって敗戦処理はストッパー以上に登板機会が多い重要な役割であるということを再認識して頂きたいものである。


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