ハンドプレーンを作ってみた

ひょんなことからハンドプレーンというものの存在を知った。これは一言で言えば「持つところがあるビート板」みたいな木製の板で、ボディサーフィンをする時に手に持って使うらしい。これで波のフェイスを押さえつけるようにすれば進むという理論らしい。こんなの持っていたらパドリングできないじゃん、という素朴な疑問もあるが、普通はフィンを使うらしい。

このハンドプレーン、買うと2万とか3万とかするらしい。なんでこんな板っきれを加工したようなものがそんな値段なんだ? 当然買う気がしないので、作ってみることにした。

手持ちの板を探してみたら、MDFしかなかったのでそれを使った。水に弱いので本来は使うべきじゃないが、とりあえず習作なので良しとした。ちなみに板サイズは45cm x 45cmだが、縦はそのままでいいとして、横幅は最も広いところで25cmにした。

まずは形状を決めなければならない。正直どんなに頑張っても性能面で大差ない気がするので、それっぽいものを適当に作った。

IMG_4139 適当な型紙を作る

適当な型紙を作り、それを使って板にマジックで線を引く。

あとは電動工具でガシガシ作る。

IMG_4141 ジグソーでおおまかに切り出す

IMG_4142 切り終わった

ここで切り出したのは仮の形なので、削って仕上げる。

IMG_4143 グラインダーで仕上げる

ここで仕上げ用のグラインダー用アタッチメントのヤスリを荒目しか買わなかったのが失敗。削れすぎて逆にやりづらい。そんなことにもめげずに作業を続ける。

IMG_4144 持つ部分の形を決める

IMG_4146 その通りにジグソーで切り抜く

あとは適当にオービタルサンダーやヤスリで仕上げをして、ベース作りの作業は完了。ここまでだいたい1時間ぐらいか。

海で使っても大丈夫なように塗装したいところだが、MDFなんてそのままじゃ水分を吸ってしまってダメだ。そこでサンディングシーラーを塗り、その後つや消しクリアラッカースプレーを吹くことにした。

IMG_4149 サンディングシーラー塗布後、物干に針金で吊るす

ラッカーなので乾燥は早い。1時間ほどで乾いた。出来上がったモノを見てみると、あまり悪くはない感じ。

こうして出来上がったハンドプレーン、早速鵠沼で試してみた。

鵠沼を選んだのは、このへんの海水浴場の中では比較的波が大きいことと、あとは単に近いから。波のサイズはセットで胸ぐらいだろうか。このぐらいのサイズがあるとボディサーフィンもそれなりに楽しめる。早速沖に出て使ってみたが、たまにうまく乗れた時は(感覚的に)20mくらいいっぺんに進んだような気がする。しかし、乗る時にタイミングを逸すると乗れない。ダンパー気味の波に無理矢理乗ろうとすると、きっちりパーリングして巻かれまくったりする。それでも乗れればなかなか楽しい。そして何より、こんな小さいモノとはいえ、自分で作ったボードに乗れるというのはなかなか気持ちがいい。

IMG_4153 ホントは原チャリで行きたいところ

波がデカい時は、普通に波乗りするより、こっちの方が面白いかもしれない。

今更ながらETC

助成金やら千円高速の関係もあって、二輪用ETCが著しい品不足になったのは2〜3年前だったか。その時は完全に出遅れてしまい、もうこんなのイランとひねくれているうちに民主党がETC無しでも二輪は一律1000円とか言い出し、買わなかった俺は勝ち組だとか勝手に悦に浸っていたら、今度は311で全面撤回になり・・・といったように、高速道路料金とETCの関連性がコロコロ変わっているのだが、さすがにこれからはそうそう変わるとはとは思えない状況になった。

結果的には、長い目で見ればETCを買った方が得策、という判断をせざるを得ない状況になってきたので、仕方ないので買うことにした。こんな利権の塊みたいなシステムは無用の長物だというのが俺の意見なんだが、俺がいくらブツクサ言っても高速料金は変わらないからしょうがない。

そこでNAPSのサイトを見てみると、まずは申し込みをして、その後取り付け、なんて書いてある。一応NAPS横浜店に電話してみると、やはりそんな感じ。なので、とりあえずセローに乗って申し込みに行ってみた。

天気のせいか日曜にしては客が少ないNAPSに到着し、早速レジに並ぶ。ETCをつけたい旨を伝えると、2時間待ちですがいいですか? なんて言われる。予約だけして帰るつもりだったので面食らってしまい、なんだかおかしな対応をしてしまった。

セローをピットに持っていって、取付け位置だとか、機種はどれにするのか、ステーは何にするか、といった打ち合わせ(?)をする。その後レジで申し込み&支払い。今回選んだ機種はミツバの一体型MSC-BE21。諸事情により一体型は大前提で、日本無線とミツバはどちらでも良かったのだけど後発品の方が多少マシだろうという根拠の無い理由によりミツバにした。

あとはひたすら待つだけ。やることがないので近くのすき家まで歩いて行って牛丼を食ったり、買う気もないのに店内をブラブラし、それも飽きたのでピット前のスペースで作業を眺めていると、予定より一時間早く俺のセローの作業がスタートした。えらいぞNAPS。

IMG_4150 がんばれメカニックさん

セローみたいなスカスカなバイクは作業しやすいだろうからすぐに終わるだろうと思ったが、きっちり1時間かかった。これは予定通りだから何の問題も無いのだが、一体型ETCとセローなんて最も簡単な組み合わせなのに1時間かかるのか。このペースだと別体型でフルカウルなんかだと2時間コースになってしまいそうだ。

早速試したいところだったが、そもそも取付けられるとは思っていなかったので、ETCカードを持っていなかったという体たらく。実際に使える日はいつになるのだろうか。

IMG_4154 正直じゃまくさい

ちなみにこのETC、カードを挿していないとずっとオレンジのERRORランプがついていてうざい。仕方ないこととはいえうざい。ランプがうざいし、盗難も怖いし。できれば普段は外しておいてツーリング時だけ装着するようにしたいところ。

ちなみにK1100RSではなくセローにつけたのは予定通り。K1100RSは・・・まあどうせ夏場は暑いから乗らないし、そのうちに。

芝崎海岸でシュノーケリング

台風一過の日曜日、葉山の芝崎というところでシュノーケリングをしてきた。

IMGP2659 こんなところ

台風で海が荒れてからまだそれほど日も経っていないので、透明度に関してはあまり期待しないで行ってみたところ、潮だまり(といっても一応泳げる程度の深さ)だとあんまり影響がなく、充分きれい。

伊豆でよく見かける青いスズメダイ、横縞の阪神みたいなカゴカキダイ、チョウチョウウオなんかがたくさんいてびっくりする。

IMGP2701 横縞阪神ことカゴカキダイ

珈琲色の海水に囲まれた江ノ島から10kmぐらいしか離れていないのに、どうしてこんなに違うんだろう???

ちょっと沖に出るとさすがに浮遊物が多くて、透明度は下がってしまう。そのかわり魚はデカくなり、大群はより大群になり、さっきまでプカプカしていた小さいクサフグにかわって、底の方に巨大な別のフグが現れたりする。

IMGP2689 なんだかわかんないけど大群

そうこうしているうちに1時間。寒くなってきたので上がる。ガシガシ泳ぐわけじゃないので身体が冷えるのが難点か。潮だまりは温いけど、そこから出るとちょっと冷たい。

夏の暑いときは、近場のプールか材木座あたりで泳いで涼むのが慣例だったけど、あとちょっとだけ足を延ばして魚と戯れるのもなかなかいい。

定期メンテ記録(14,563km)

エンジンの回りがモッサリしてきたので、そろそろオイルでも替えるかと思ったら、丁度前回のエンジンオイル交換から998km走ったところだった(交換指定距離は1,000km)。人間の感覚ってすごい。

serowp2 毎度おなじみの光景

ついでにチェーン注油、ブレーキパッド残量確認、タイヤの空気圧確認をしておしまい。今日はここ最近にしては涼しいけど、それでも作業をしていると暑くなる。終わってから走りにいく気でいたけど、シャワーを浴びたらそんな気も失せてしまった。走るよりも、目の前にあるビールな気分。

遅れてきた召集令状

今年の召集令状は、ちょっと遅れてやってきた。
あまりにも来ないので確認のメールを送ったら、蕎麦屋の出前の如く翌日に届いた。

RWS2011

参加クラスは今年も1.5km。
去年の58/200位から上がるのか、下がるのか。

ちなみに去年は900mに短縮されて、今年は(1.5kmと名乗りつつ)1.6kmに伸びているので、去年の順位、タイムともに全く参考にならない。

この1年間、震災後の1ヶ月を除いてコンスタントに週2〜3回練習した。
練習中のタイムは去年より全然は良くなっている。
幸か不幸か仕事がヒマなので体調もいい。
去年とは違い、勝手も判っているので無駄な心労も無い。
それらの好条件が結果にどう出るか。
自分のことながら楽しみだ。

PIAZZA Database for iPhone リリース

PIAZZA Database on AppStore

自分にとって初めてのiPhoneアプリケーション「PIAZZA Database」がリリースされた。クルマ全体の写真がほとんど無いとか、Webの内容を単にアプリケーションにしただけじゃないかとか、言い出したらきりがないほどショボいアプリケーションだ。しかし、そんなものではあっても、Apple製品利用歴17年目にして、自分が作ったものがAppStoreに並ぶというのは、なかなか感慨深いものがある。

自分が初めて作成したWebサイトもPIAZZA関連だったが、その約15年後に初めて公開したiPhoneアプリケーションもまたPIAZZAモノだったというのは、何かの縁だろうか。単なる腐れ縁か。

開発の経緯は以下の通り。何となく作ったアプリケーションだったが、Rejectされることなく、すんなりリリースされた。

  • 2009年の夏頃、何となくiPhoneアプリを作ろうと思い立つ
  • とりあえず本を買ったりしてシミュレータで動かしたりしてみたが、いろいろと多忙で自然消滅する
  • そのまま約2年が経過する。折角買ったMacBook Proは、単なる省スペースデスクトップ機になる
  • 2011年の5月頃、何故か再度思い立つ
  • 6月頃、ちょっとしたGUI操作やCoreDataのハンドリングでいちいちひっかかるので、考えを改める。とりあえずもっと簡単な、参照系だけのアプリケーションを作ってリリースまでのプロセスを体験しよう、という方針とし、PIAZZAのサイトデータをアプリケーション化することにしてみる
  • 6月中旬、それらしいものが出来たので、実機で試すべく、Developer Programに登録する(10,800円)
  • 6/28 AppStoreに申請する
  • 6/30 In Reviewになる
  • 7/5 Ready for Saleになる

結果的にはスムースにリリースされたが、一部特殊な事情があり、つまらないところに色々と気を遣った。何か一つでも見逃していたらRejectされていたかもしれない(されなかったかもしれない)。

  • 商標関係で勇み足をするとRejectされるため、いすゞ自動車の商品名である「PIAZZA」をアプリケーション名に使うことがまず課題だった。しかしCAMAROやCORVETTEを冠したアプリケーションで、どうみても個人作のものが実在するので、おそらく車名だけなら問題ないと考えた
  • とりあえず、アプリケーションおよびAppStoreの説明に「いすゞ」「ISUZU」は入れないようにした
  • 元データは、自分が管理するサイト「JR EAST JAPAN」のものだが、JR EAST JAPANというサイト名自体が特定の企業名との関係で問題になる可能性があるため、アプリケーションのInfo画面やAppStoreの説明にも一切記載しないことにした
  • サポートサイトの説明からも、とりあえず危ない用語は省いた(そしてリリース後に戻した)
  • そもそも、こんなアプリケーションをAppleは認可するのか(→出してみなけりゃわからないので、出してみた)

こうして、いわば習作的なアプリケーションがそのまま世に出てしまった。元サイトが変わらない限りこのアプリケーションも変えようがないので、当面はこれ以上進化する予定はない。気が向いたら何かするかもしれないが、リリース手続き以降は他のアプリケーション開発に入ってしまったので、正直言ってマインドがこのアプリケーションに向いていない。それほど、このリリース待ち期間は長い。噂には聞いていたが、長い。

とはいえ、車種別のiPhoneアプリケーションが存在する車種もそうそう無いはずだから、車名(アプリケーション名)の名を汚さないように、恥ずかしくない程度にはメンテナンスするつもり。

湘南がどうしようもない

ここのところ、蒸し暑さや梅雨空よりも、俺をムシャクシャさせ続けているものがある。湘南ベルマーレの無様な戦いぶりだ。

2週間前の栃木戦(さらに言えばその前のU-22との練習試合)から始まった連敗が、まるで終わる気配がない。連続無得点試合やら連続複数失点といったネガティブな記録も、このままどこまでも伸び続けていく勢いだ。

試合内容に関して素人がグダグダ言うことじゃないのかもしれないが、とにかく観ていて全く面白くない。勝ち負け以前に、点が入りそうな気配すら全くないのはどうしたことか。きれいなゴールなんて誰も望んじゃいない。マグレだとかラッキーゴールだとかオウンゴールだとかゴッツァンPKとか、そういう気配すら無いのはどうしたことか(今日は久しぶりにそういう場面があったが、クズ審判にもみ消された。運がない時はそういうもの)。

これは今の連敗街道に入ってから始まった話じゃない。開幕戦を除いたリーグ戦再開以降の試合は、どうしてこれで勝てるのかわからない試合ばっかりだった。いわゆる「勝ちに不思議の勝ちあり」ばっかりだった。だから、ちょっと歯車が狂ったらこうなる可能性はあった。2連敗したあたりで反町監督が「選手の慢心」を口にしていたが、そもそも栃木戦の前に「現時点でいじるところはない」と監督自身が言っていたのだから、選手以前にチーム全体に慢心があった。あんなに点が入らないのに「いじるところがない」なんて、慢心にもほどがある。その結果が、この惨状だ。

たかがサッカーと言えばそれまでだが、地元「湘南」の名を冠したチームがこの体たらくというのは受け入れ難い。去年みたいな「誰の目にも明らかな、かわいそうなぐらいに劣る戦力」ではないにも関わらず、何なんすかこれ?

あんまりにも不甲斐無いので、自棄酒を飲みながらこんなことを書いてしまったが、応援を辞めるつもりは全く無いので、湘南地域代表として、とにかく愚直に頑張っていただきたいものである。やられるばっかりで、全くやり返さない試合はもう見たくないぞ。

リヤブレーキパッド交換

ディーラーから帰宅早々、指摘されたブレーキパッドを交換した。

パッド自体は以前買っておいたものがある。

6 ガンダム?タンデム?

持っているならさっさと交換しろという話なんだが、そもそも無くなっていることに気付いていなかった。勿論、残量をチェックしていない俺が悪い。センタースタンドを立てた状態でホイールを回したりしていたのに、シャーシャー音を聞いてもピンと来ていなかった俺が悪い。G湘南のオヤジも、手数料をとっているんだから、ただ通すだけじゃなくて目視ぐらいしてくれてもいいのに。まあそれは期待しちゃ駄目か。

カバーを外して、パッドピンをハンマーで叩いて抜き、パッドを外す。外したパッドは凄いことになっていた。

5 もはやパッドではない

こうなるとディスクを研磨するか、交換するかをした方がいいに決まっているのだが、いまこの場で研磨できるわけじゃないし、当然ながら手持ちの在庫なんて無いので、とりあえずパッドだけ交換する。

新品パッドを入れるためには、キャリパーを押し戻さないといけない。以前TDMのパッド交換をした時にも使ったクランプを使って押し戻す。キャリパーやらブレーキホースやらを完全に外してしまえば簡単なのだが、横着してなるべくその場でやろうとすると、ホイールやらパラレバーのアームやらが邪魔して知恵の輪状態になる。外した方が早いんじゃないかという思いがよぎるが、なんとかしてそのままの状態で押し戻しに成功し、パッドを装着した。

当たり前だが、リヤホイールはスムースに回る。きちんと増し締めし、ちょっとばかり試乗したところ、特に問題は感じられなかった。さてこの削れてしまったディスク、どうしたものか。

交換時の走行距離:48,827km

こわごわディーラー訪問

エンジンだかミッションだかのあたりから聞こえてくるカタカタコトコト音が気になってしょうがないので、意を決してK1100RSをBMWディーラーに持っていくことにした。

クルマにしろバイクにしろ、中古でしか買ったことがない(そして今後も中古しか買わない気がする)俺としては、ディーラーという場所は非常に敷居が高い。

前に乗っていたK100RS(2V)は、一応ディーラーで買ったことにはなるのだが、当時の丸富オートはそれほどディーラー然としていたわけではなく、単純に常連(しかも中高年ばっかり)が多くて一見さんが入りづらいバイク屋でしかなかった。それはそれで敷居が高いが、ディーラーのそれとはまた別物のような気がする。

現在のBMWディーラーは、どこのディーラーでも白いガラス張りの小綺麗な建物で、およそバイク屋らしい雰囲気がない。バイク屋なんて呼んだら怒られそうだ。以前はそんな雰囲気ではなかったのに、いつ頃からApple Storeみたいに無理矢理なイメージ統一を図るようになったのだろうか。

しかしながら、BMWをきちんと見てもらおうと思ったら、その入りづらいBMWディーラーに持っていくしかない。幸いなことに、神奈川県にはBMWディーラーは複数あり、うちから最も近いディーラーは平塚にある。

諸事情によって無意味に有休になった金曜日。渋々ながら、そのディーラーでそのような修理(その前に、まずは診断)が可能かどうか、電話で確認してみる。K1100RSなんていう古いバイクを診てくれるのかどうか若干不安だったが、とりあえず持ってこいと言ってくれた。早速そのディーラーに向かう。

相変わらず微妙な音をたてているK1100RSに乗ってディーラーに向かう。30分ほどで到着し、駐車場に停める。このディーラーはR129沿いにあるのだが、駐車場はR129沿いではなく、建物の裏側にある。R129にはショールームが見えるように作られている。こういう商売っ気丸出しなところがいかにも最近のディーラーっぽい(まあ実際商売なんだからそれが当然で、否定するつもりはない)。

およそバイク屋らしからぬ建物に入る。声をかけてくれたセールスの店員に、先ほどK1100RSの件で電話した者である旨を伝える。バイクの前に戻ると、メカニックのオッサン(BMWディーラー的に言えば「マイスター」なのか?)が出てきた。ようやくバイク屋らしい雰囲気になる。

まずはセンタースタンドを立てる。リヤサスをショートにしてあるので、若いメカニックに助っ人を頼んで二人がかりで立てる。エンジンをかける以前に、リヤブレーキパッドの引きずりを指摘されてしまった。そしていよいよエンジンをかけてみたが、メカニックのオッサンからすれば、俺にとっては気になってしょうがない異音は、あまり気にならない程度の、どうでもいい音のようだ。

念のため、メカニックのオッサンが試乗して確認することになった。その間、ショールームをブラブラして待つ。さっきの若い営業のニイチャンが名刺を差し出してくる。こういうところがディーラー的だ。今までバイク屋で名刺なんかもらったことない(買ったとき以外は)。

1 3

ショールームには現行のBMWモーターサイクルの新車が数台展示されており、中古車は無い。こういう機会でもないと、現行車をまじまじと見たり、触ったりすることもないので、折角なので各車両を見て回る。

S1000RR、K1300Sあたりに顕著なのだが、1993年製のK1100RSに乗っている俺にとって、現行車は「薄っぺらいバイクだなー」という感じがしてしかたがない。K1100RSは、色々な部品が無駄に分厚かったり、またはそう見えるように作られている気がする。カウルの縁やステップ周りあたりに、それはよく現れている。エンジンやミッションも、必要以上にゴツゴツしている。現行車は、そういうところがいちいち薄っぺらい。このような視覚的な薄っぺらさが、存在自体も軽薄なものにしているように感じられる。そりゃ性能面やコストパフォーマンスを追求すれば、当然の結果としてそうなるのかもしれないが、BMWっていうのはそういうバイクじゃないだろう。世の中の流れとは一線を画したメーカーじゃなかったのか。

大排気量バイクの絶対性能は、1990年の時点で、既に一般人が操りきれない領域に入っていたと思う。絶対性能ではない、体感性能や、乗ることによって得られる結果(航続距離であったり、疲労度であったり)に対する付加価値を追求していたのがBMWだと思っていたのだが、現行車にはそんな雰囲気は感じられない。

F800あたりは、現代的な軽薄さと車格がうまくマッチしていて悪くない気がするが、1000とか1300になると、こちらがなんとなく持っているBMWや車格への期待感と、それに対するメーカー側の回答がズレてしまっていて、なんだかもう俺には関係ないバイクになってしまった、という感じしかない。

「RS」が無くなった時点で、メーカー側がそういうものを捨てることを決めたのかもしれない。しかし、まだ残っている「RT」でも、あんまりそういう期待に応えられている感じがしない。

そういう「なんだかなあ」感は、置いてあった「立ちゴケ保証」のパンフレットを見ているうちに、より高まってしまう。なんだかなあ、ほんとに。

2 過保護の極み

しかし、俺が勝手に思っているこういう「なんだかなあ」も、売っている側や世間一般からすれば、それこそ旧世代人の戯言でしかないのだろう。メーカーや世の中が変わってしまったのか、それとも自分が変わらなすぎなのか。それらが再びマッチする時は来るのか。来ないなら、どうしていけばいいのか。まあ、お互い好きなようにすればいいだけなのだろう。相手に過剰な期待をしなければいいだけだ。

どうでもいいことを考えている間に、メカニックのオッサンが戻ってきた。その診断結果は、一言でいえば「気にするな」であった。確かに止まっている時はそういう音も聞こえるが、走れば消えるし、この程度の音はどのバイクでもする。消そうとする努力はできるかもしれないが、いくらかかるかわからないし、消える保証もない。だからこういうものだと思って乗れ。そういう結果だった。そんなことよりリヤブレーキパッドをどうにかしろと。

「○○が駄目なので△△を一式交換して、部品代と工賃で◎◎万円ぐらいかかりそう」なんていう結果を想像していた俺には拍子抜けだったが、ある意味最も嬉しい結果である。ここで問題は、この診断に要した作業(というか試乗)にいくら払うかなのだが、全く請求されなかった。何もしていないのだから払わなくて当然なのかもしれないが、医者に行って「ほっときゃ治る」という結果でも金は払うのだ。費用を払うことはやぶさかではなかったのだが、タダでいいならそれで良しとする。

気になることには変わりはないが、一応プロのお墨付きを得たことで、気分良く自宅に戻る。何となくカタカタコトコト音が小さくなった気がした。

LS2で走ってみた

サウンドヘルメット化したLS2で走ってみた。

まずはセローに乗って昼間の海沿いを走る。

新品シールドのクリアーさと、5月のさわやかな気候が心地良い。
風切り音はそれなりにする。まあジェットだからね・・・
以前使っていたY’s GEARのものより、若干耳障りなガサガサした音質。

シールドの開け閉めは、まだ全然使い込んでいないせいか動きが重く、やりづらい。これは時間が解決するかもしれないし、構造的にこんなものなのかもしれない。
シールド両端に縦に走っているモールドラインが目障りだ。こういうところはやはり安物か。

そして期待のインナーバイザー。出し入れ操作もしやすく、なかなかの好印象。但し1つ問題がある。俺はコンピュータ関連の仕事をしている割には何故か視力だけは良く、且つサングラスでさえ苦手な体質なのだ。そのため、インナーバイザー自体が目障りというか、目が疲れてしまう。それでも、そのまま走っている間にそこそこ慣れてしまった。

ヘルメットの重量は、Y’s GEARよりは多少軽いのだが、ちょっと走っただけではその違いを感じることは出来なかった。

続いては、K1100RSで夜の西湘バイパスを走ってみた。

それなりのスピードを出さない限り、風切り音は大きくならず、iPodから流しているBGMはきちんと聞き取れる。まあ、これはK1100RSのカウルによりもたらされるものであって、どんなヘルメットでも同じようなものだろう。

ヘルメット内(要するに顔面)への風の巻き込みは、LS2の方が若干多いような気がする。Y’s GEARよりシールドが少しだけ小さいので当然か。

ベンチレーションの効果は、正直よく判らない。もっと暑かったり、寒かったりした方が判りやすい気がする。そもそもこの製品はベンチレーションをどうのこうのと言うようなものではないので、最初から気にしていない。

試しに(勿論危険度が低そうなところで)インナーバイザーを降ろしてみたが、暗くなるだけで何の意味もなかった。

こうして、ヘルメットを試すという名目のプチ走行はおしまい。風切り音なんかより、K1100RSのミッションあたりから聞こえるカタカタコトコト音の方が気になった。諦めてディーラーに出さないと駄目か。

そして翌日、セローで買い物に行って気付いたのだが、メットホルダーに装着するためのDリングがついていなかった。こんなところでコストダウンしなくてもいいのに。