K1100RS 全塗装(Part2 事前準備)

カウル(というか外装)をどうするか、方向性は決まったので、あとは必要なものを集めて塗って装着するだけ。新品の部品を買う気はないのでオークションで集める。それで費用を抑えられるのがこのぐらいの年式のバイクのいいところ。

必要な部品

今回は必要となった部品は以下の通り。

  • アッパーカウルのインナーカバー(切断が必要なため)
  • サイドカバー(K1100RS用は付かなくなる。K100後期用がベター)
  • テールカウル(トップケースを外すため、穴がないものが必要)
  • スクリーンおよびフラップ(倒れて割れたため)
  • エンブレム(現状のものは剥がしてしまうため)

たまたまオークションに安いものが出ていたため、かなり安く入手できた(常時出ているものは、質は良さげだが高い。たまにまとまって安いものが出てくるのでそれを狙う方がいい)。こういう部品探しは、焦らないことが肝心だ。探すというより待っているという方が正しい。

但しサイドカバーだけは後期モノが手に入らず、諦めて前期モノ(形状や取付方法が異なる)を300円で入手した。これを使うつもりで色まで塗ったのだが、その後になって後期モノが3000円でオークションに登場し、改めてそれを入手した。折角塗った前期モノが無駄になってしまったが、後期モノの方がどう見ても似合っているので、これは仕方がない。

その他、ラジエーターガードの金網だけ流用できないかと考えて、K100RS用のラジエーターガードを100円で入手したが、これは結局ほっぽらかしになっている。そして、これには欲しくもないのにミドルカウルもついてきた。

期せずしてK100RS仕様に出来る部品が揃ってしまったのだが、前述のようにアンダーカウルなし・ミドルカウルのみの状態は好みではないので、これは現時点では無用の長物。捨てるのも勿体無いので、当面ダンボールに入ったままになりそうだ。

カラーリング

部品集めと並行してカラーリングの検討を進める。K100RSのカウルは比較的のっぺりしているので、どうにでも塗り分けできる。最も金をケチるならソリッドカラー単色だが、それでは純正とあまり代わり映えがしない。折角塗るならせめて2色は使いたい。

いかにもカスタム然としたカラーリングは好みではないので、何となく純正っぽい色分けといえば、青/白や赤/黒、黄/黒、銀/黒なんていうものが候補になる。白や黒をベースにすればどうにでもなるだろう。自分のK1100RSの、アッパーカウルだけの状態の画像にペイントソフトで適当に色をつけたりして試行錯誤していたのだが、なかなかコレといった色分けにならない。

黒/銀Ninja的な妄想

そんな時に、たまたま見つけたのがこの記事だ。

このカスタムFZ750のカラーリングは爽やかでいい。以前乗っていたK100RS 2V最終型の青/白ツートンに通じるものがある。しかもこの塗り分けは横浜大洋ホエールズ・・・まあいい。

あとは、これに使えそうな缶スプレーが手に入るかどうかだが、ソフト99やホルツの色見本を見ていると、それなりに使えそうな色があった。ホームセンターの安物スプレーには残念ながらそんな色はないが、これはしょうがない。

というわけで、このFZ750とK100RS 2Vの青/白を掛けあわせたような塗り分けにすることにした。

塗料としては、この3つを使う。

  • 濃い青:ホンダ用スーパーソニックブルー
  • 水色:日産用アクアブルー
  • 白:単なるホワイト(汎用)

ホームセンターやオートバックスを廻り、これらの缶スプレーとサフェーサー、そしてマスキングテープを買う。使用量が少ないアクアブルー以外は2本ずつ買ったのだが、様々な理由によりまるで足りなかった。

マスキングテープは、曲線用に「クリアラインテープ」という細いビニール製のものを買った。10mで約700円弱と高価なのだが、塗り分けると決めた以上仕方がない。これもまた、何度にも及ぶ塗りなおしのせいで10mでは微妙に足りなくなり、追加購入する羽目になった。

こうしてモノは揃った。あとは塗るだけ、の筈だったのだが、想像をはるかに超える苦労を強いられたのであった。