みちのく一人旅2012

会社の創立記念日&体育の日によって発生した4連休で去年一昨年に続いてK1100RSで東北に行ってきた。

震災の関係もあり、このところ太平洋側に意識が向いていた。その反動というわけではないが、今回の主な目的地は山形、秋田にした。

10/5は平日のため、高速代がそれほど安くならない。そのため、それほど高速道路を多用せずに一般道中心のルートを考えた。その結果、白河から一般道で米沢、新潟を抜けて日本海沿岸を北上するルートにした。それに伴って、主な目的地が鳥海山、男鹿半島あたりになった。それ以降は、お気に入りのツーリングスポットを飛び回る旅になった。

【概要】
走行距離:2409km
消費ガソリン:119.92L
燃費:20km/L
天候:10/5の昼間(猪苗代)に少しだけ降雨。それ以外は晴れまたは曇り。路面ウェット状態には何度か遭遇したが、奇跡的に雨にあたることはなかった

【費用】
ガソリン代:18536円
宿泊費:8470円(ホテル、健康ランド)
道路代:10270円(横浜新道、首都高、東北道、みちのく有料道路)
食費:6661円
風呂:250円
雑費(土産、ネジ類etc):10339円
合計:54466円

一昨年(総経費46320円)と比べると、ガソリン代(今は単価が高い)、道路代(一昨年は千円高速)、宿泊費(一昨年は全て健康ランド)が上がり、食費が2/3ぐらいに下がった。ろくなものを食べていないので当然か。

【主な経由地とルート】

●10/5
自宅~戸塚~[横浜新道、首都高]~川口~[東北道]~白河中央~[R2984/K9]〜猪苗代~[磐梯山ゴールドライン]~檜原湖~[西吾妻スカイバレー]~米沢~[R113]~村上~[R345]~笹川流れ~鶴岡

●10/6
鶴岡~[R7]~遊佐~[鳥海ブルーライン]~仁賀保高原~[R7/日本海沿岸東北道]~秋田〜[K56/R101/K59/K121]~男鹿~[K42/琴丘能代道路/R7]〜大館

●10/7
大館~[樹海ライン]~十和田湖~[R102]~奥入瀬、八甲田、酸ヶ湯~[K40/R103]~青森~[みちのく有料道路]~野辺地~[下北道/R338/K248/K172/K6]~尻屋崎~むつ~[R279/下北道/R4]~青森

●10/8
青森~[K22]~五所川原~岩木山~[アップルロード]~弘前、黒石~[東北道]~鹿角~[R341/八幡平アスピーテライン]~西根~滝沢IC~[東北道]~川口~[首都高、横浜新道]~戸塚~自宅

【景観が素晴らしかったルート】

  1. 尻屋崎:草原と海、寒立馬と灯台、近くには恐山、遠くには函館、そして夕陽
  2. 奥入瀬(R102/103):これは鉄板
  3. 八幡平アスピーテライン:温泉と樹海、遠くに岩手山が見える
  4. 男鹿半島(K59、K121、K55):特に入道崎近辺の北海道的な雰囲気、半島西岸の海岸線、寒風山周辺が良い
  5. 岩木山周辺の道、アップルロード(広域農道):岩木山が見えないと面白さが半減する
  6. 仁賀保高原の道(広域農道):牧場の中を、風力発電の風車、鳥海山を見ながら走る
  7. 鳥海ブルーライン: 山の斜面をひたすら走る。景色という点では下りのほうが楽しい
  8. 八甲田(R103、R394、青森K40):八甲田山近辺の森林道路と、田代平近辺の高原道路の組み合わせ
  9. 笹川流れ(R345):延々と岸辺を走るシーサイドライン。男鹿半島西岸や下北半島西岸とは異なり、アップダウンが殆ど無い

【ライディングが楽しかった(※)ルート】

※:曲がり具合、広さ、アップダウンや勾配率等の道路特性に加え、交通量も含め総合的に

  1. 男鹿半島:道は若干狭いが、ジェットコースターのような海岸沿いのアップダウン、北海道のような入道崎、ひたすら直線のなまはげライン、草原と夜景が楽しめる寒風山と、バラエティに富んで飽きさせない。しかも比較的空いている
  2. 樹海ライン(秋田K2):十分な道幅とゆるやかなカーブが続く、まさに快走路。景観がイマイチなのが残念
  3. 八幡平アスピーテライン:山岳路にしては比較的ヘアピンカーブの少ない快走路。観光シーズンは交通量が多いのと、頂上の駐車場が有料であることが残念
  4. 鳥海ブルーライン:ひたすら曲がりくねって登り降りする。ワンパターンであることは否めないが、交通量が少なく楽しいワインディング
  5. 八甲田:道路自体は非常に良いのだが、交通量が多めなのが残念
  6. 下北半島東岸(R338、K248、K172、K6):北海道を思わせるような、周りに何もない直線が続く。道も非常に広く、基本的には路面状態も良い(これが原発パワーか)。しかし、たまにバイパス工事中等で突発的にダート状態になるのが難点。単調なので飽きる面もある
  7. 磐梯山ゴールドライン/西吾妻スカイバレー:ひたすら登るだけではあるが、交通量が少なく楽しめる
  8. R290:新潟の農村部をゆるやかにアップダウンしながら快走

【よかったこと】

  • 1日目に泊まった湯野浜温泉の「海のホテル」は、3580円で広い和室と大浴場、そして湯野浜の景観が楽しめる
  • 後半2日間は天候に恵まれ、岩木山、岩手山、北海道(尻屋崎から)が非常によく見えた
  • 八幡平アスピーテラインは何度も通っているものの、岩手側から入ることが殆どだった。今回は秋田側から入ったが、岩手山を目の前にしながらの山下りはなかなか爽快だった。岩手川からの山登りに関しては、樹海ラインとアスピーテラインは甲乙つけ難いのだが、下りに関してはアスピーテラインの方が良い気がする
  • 今回装着したハンドルライザーにより、ハンドルが若干手前に来て、少しだけ高くなった。これだけでも高速道路走行は格段に楽になり、取り回しもしやすくなった。ワインディングでの走行感はそれほど変化はないので、残る課題はABSのスイッチをどうやって固定するかだけだ(とりあえずマジックテープで適当に留めてある)
  • 初めてきちんと走行動画撮影をしてみたのだが、あとで見るとなかなか面白い(別記事へ)

【やらかしたこと】

  • プラグコードが抜ける事態が5回(男鹿2回、尻屋崎、十和田IC手前、十和田IC出発直後)も発生した。最後の1回は、十和田ICの料金所手前で4回目の修理をし、再出発した直後にまたしても発生したため、これだけ手をかけても言うことをきかないバイクなんて売っぱらっちまうぞという静かな怒りが発生していた。騙し騙し花輪SAまで走り、プラグコードのキャップとホールの隙間に丸めたアルミテープを挟む等の強引な対策をしたところ、とりあえず自宅まではもった。その後は非常に順調且つ淡々と帰宅できたため、売っぱらう云々のことは忘れてしまった(新しいやつを買う金もないし)
  • 山形・白布温泉付近の下りワインディングで、突如リヤブレーキがスカスカになる。リザーバータンクが空になっていたので、持っていたブレーキオイルを追加した。どう見ても漏れ等はなく、フィーリングにも問題ないのでそのまま走ってしまった
  • BlueToothレシーバのクリップが、往路の蓮田SAで早くも破損した。その後は女性用の髪ゴムでヘルメットのバンドに固定して使用した
  • ツーリングマップルに、尻屋崎のゲート開門は15:45と書いてあった。以前来た時は16:45だった気がしたのだが、変わったのかもしれないため、かなり焦って走った。途中でのプラグコード抜けもあり、15:45丁度にどうにかこうにか着いたところ、結局過去の記憶通り16:45閉門だった。ちなみに反対側のゲートは15:45迄だった
  • 動画撮影用カメラを外した後、カメラ固定用の自由雲台のネジを締め忘れたため、下北半島走行中(尻屋崎からの帰路)に飛んでいってしまった。むつのGSで気付き、慌ててむつ市街地のホームセンターを探して蝶ネジを買いに行った
  • 上記トラブルで時間をロスしたのも一因だが、2年前に続きまたしても味噌カレー牛乳ラーメンにありつけなかった。尻屋崎と味噌カレー牛乳ラーメンは相性が悪いのか。それとも単に旅程が滅茶苦茶なのか。たぶん後者だろう
  • 最終日、天気が良くて景色が良すぎたため、思わずあちこちで停まってしまい、猛烈に時間をロスした。さっさと西根ICから乗れば良かったのだが、GSに寄りたかったのと、盛岡南IC付近での渋滞回避(時間稼ぎ)のため滝沢ICまで一般道を選択したところ大渋滞。結局滝沢PA(盛岡手前)の出発が18:00過ぎになってしまった。予定ではその2時間前に古川あたりに居るはずだったのだが…
  • その結果、滝沢PAから安達太良SAまで300kmをノンストップで走らざるを得なくなった。帰宅時間3:15というのは過去最遅だ
  • 例によってiPhoneのGPSでログを取っていたのだが、1日1回の割合で捕捉漏れ区間が発生する。今回はナビと音楽用にiPhone4(SIM無し)を車載し、GPSログ取得と通常利用(撮影やネットなど)目的でiPhone4S(au)を利用していたので、ナビとの干渉や過負荷による捕捉漏れは考えづらい。タンクバッグの地図部分に入れていたため、過熱してダウンしていた疑いがあるが、検証しようがない。ちなみにEMOBILE aria(android 2.2)も予備のログ取得用に持参していたが、湯野浜温泉(EMOBILE圏外)のホテル出発時にMy Tracksでログ取得をスタートしたつもりができておらず、以降使うのをやめた。
  • 以前から発生している、クラッチを繋いでいると激しくなるガラガラ音は相変わらず発生し続けている
  • 具体的数値が無いので感覚論でしかないが、以前よりエンジンからの発熱量が多い気がする。冷却水を変えたのに結果が逆に出るとは

【総評】

終わってみれば、ろくに飯も食わず、休みもせずにあちこち行きまくる、典型的な自分らしいソロツーリングになってしまった。東北の広さに対して4日間はやはり短い。行きたいところが多すぎるため、どうしてもこのような行動パターンになってしまうのだが、これが自分のスタイルになってしまっているので、今後もあまり変わらないだろう。しかし、帰宅時間はいくらなんでも遅すぎた。

三連休ということもあり、奥入瀬、八甲田といった超メジャーな観光地はさすがに混んでいた。それでも箱根等に行く事を考えれば格段に空いていて、駐車場が満車になる以外で困ることはないし、渋滞も無いに等しい。鳥海山や男鹿半島はそれほど人も多くなく、尻屋崎は数台の車があるだけだった。

「走る」という観点では、連休になるとレンタカーを中心に遅い車が増えるのが残念だが、景色を見ることに専念していればそれほど問題ではない。今回は動画撮影をしていたこともあり、車間を多めに開けたり、意図的にやり過ごしたりして対処するしかない。

今回は出発前にエアインテーク、バッテリー等は部品交換したのだが、試運転で発覚したプラグコードはここまで深刻化するとは予想できなかったし、リヤブレーキオイル量が少なかったのは確認漏れだ。直前になって整備しても時間が足りないので、普段から少しずつやっておいた方が無難だろう。

今後も行く機会があるのかどうか、先のことはわからないが、一度くらいは完全にノートラブルでロングツーリングを終えてみたいものだ。

【画像集】

【走行動画】

Part 1

Part 2

Comments are closed.