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車を買う方法はいくつかありますが、ピアッツァは既に生産中止になっているので新車を買うことは不可能です。中古車屋で買うか、Yahooオークションや個人売買で買うのが一般的でしょう。
まずは中古車雑誌を読んでみましょう。薄いのは駄目です。Car SensorかGooを読んでみて下さい。運が良ければ5台くらい載っているかもしれません。21世紀に入り、遂に掲載台数ゼロなんていうことがありました。そして、ここ数年はそれが当たり前になってきました。それほど少なくなってきたっていうことです。しかし、仮に5台載っていたとしても、よく読んでみると、その5台は限られた店でしか扱われていないことに気付くはずです。
現時点でピアッツァをそれなりに置いている店は、関東圏ではせいぜいイーグル狭山店、関西圏ではオートハウスハルキくらいだと思われます。イーグル狭山店は中古車チェーン店「イーグル」の中でいすゞ車を専門に扱う店です(もはや過去形ですが)。それ以外にも一応いすゞディーラー系の店はありますが、主にSUV関連を扱っているようです(これまた過去形)。実際問題として、今やいすゞのディーラーでも中古車販売はおろか、修理でさえ期待できません。
普通の中古車店でもピアッツァが置いてあることはありますが、それは単純に下取り車を売りに出しているだけの場合が殆どで、ピアッツァに関するノウハウを持っているとは考えにくく、アフターサービス等を期待するのは間違いだと言えます。あなたの懇意にしている修理工場、ショップなどがあるなら、このような店で買うのも良いかもしれません。(だからと言って、イーグル狭山店で買うのがベストだと言いたいわけではありません)
現時点では、グレードに関する選択肢は非常に少なくなってきています。中古車雑誌を読めば判るとおり、現在主に流通しているのはIrmscherかhandling by LOTUSのどちらかで、たまにXSがあるくらいでしょう。いずれにしてもその殆どがターボエンジン車で、G200系エンジン搭載車は滅多に見掛けることはありません。カーセンサーですら、1年に5台も出ません。
車自体の完成度としては、リヤが5リンクリジッドになった(それ以外は3リンクリジッド)handling by LOTUSが高いと言えます。これとIrmscherは今でもそれなりの流通量があります。この2つ以外のグレードを見掛ける機会は少なくなってきました。これはIrmscher、handling by LOTUS発表以降は販売の主力がこれらに移行してしまったこと、現在の需要がこの2つに集中していることによると思われます。
しかしピアッツァを選ぶ場合は、グレードよりも年式、そして車自体の状態の方が重要になります。元々同じ年式、同型エンジン搭載車であればグレードによる機械的な差は少ない車なので(但し、handling by LOTUSは別)、グレードよりも状態を重視した方が良いと思われます。
最もお勧めできるのは、1987年8月28日のマイナーチェンジ以降の車('88型)です。このマイナーチェンジではボディの強化、タービンの水冷化(耐久性が向上)、センターコンソール形状変更等の内装変更、外観の一部変更など、至るところがリファインされ、これ以前とは別物とも言えるほどの進化を遂げています。実際に乗ってみると、それ以前のものに比べてまるで別の車になっています(詳しくはyearbookを読んでみて下さい)
その中でもある程度こなれている1988、1989年式あたりがお勧めできます。これより新しいものもたまに見掛けますが(1991年登録まである)、実際には1990年以降のものは生産台数の減少等の理由により、性能にバラツキがあるとの情報もあるので気を付けたほうが良いかもしれません。
'88型(及びそれ以降)の見分け方ですが、リヤのハッチゲートを開けてみて、ハッチゲートとボディのロックが左右2箇所にあれば'88型です。それ以前のものはロックが中央に一つあるだけです。また、車台番号は7から始まる番号になります。それ以前のものは4からです。
既に相場はあって無いようなものになりつつあります。元々の台数が少ないことに、昨今の絶版車ブームが追い打ちをかけたせいもあり、一時期handling by LOTUSの5MT車が100万円を越えたこともありました。ただ、この状況も一段落したようで、価格は総じて下落傾向にあります。稀に100万以上のものもありますが、高いからといって程度が良い保証はどこにもありません。
また、前記のようなピアッツァを常時置いているような店と、たまたま置いているような店では値段が異なります。これは専門店ではオークションや下取り等あらゆる手段を使ってピアッツァを店頭に置くのに対し、それ以外の店では下取り車(しかも二束三文で買い取っている)が多いことも一因です。
このような状況であることから、相場は混沌としています。2001年初頭時点では、大体以下のようになります(単位:万円)。この表からあまりに外れたものには、ピアッツァのことを良く知らない方は手を出さない方が無難かもしれません。やたらと価格の範囲が広いですが、いいかげん古い車なだけに、車自体の程度や走行距離等でいくらでも変わってしまうので仕方がありません。今やPIAZZAは車検残や整備記録簿の有無等の理由で決める車ではありません。車自体の程度を最優先に決めるべきでしょう。
| 年式 |
〜'87.8 |
'87.9〜 |
'88.5〜 |
| グレード |
Irmscher |
handling by LOTUS |
| ミッション形式 |
5MT |
4AT |
5MT |
4AT |
5MT |
4AT |
| 相場 |
10〜25 |
10〜20 |
15〜60 |
15〜50 |
20〜70 |
20〜60 |
圧倒的に4AT車が多いです。中古車雑誌を見ても、5MTのものは殆ど無いことがわかるでしょう。これは元々の生産台数区分のAT:MT比が7:3くらいであったことも関係ありますが、今になってピアッツァを買おうという人はさすがに車好き、運転好きの人が多く、5MT車から売れていくということも一因でしょう。
どちらにしろ、手に入りやすいのは4ATです。値段的にも5MTよりかなり安い(10万円は違う)ことが多いです。
これは結構大変な話です。そもそも生産されていた期間が短い上、h.b.LはMT:AT比率が2:8とAT車を中心に生産された為、MT車の生産台数自体が非常に少ないのです。
実際には449台しか製造されていないので、handling by LOTUS、5MTだけを探しているとそれなりに大変なことになります。某販売店ではかつて10台ものバックオーダーを抱えていたこともありました。
現在はPIAZZA自体が中古車店の店頭に並ぶ事がまず無いので、中古車店を探すだけではなく、個人売買にも手を広げたり、ネットオークションの利用、中古車店に通い詰めてうまいこと回してもらう等、あらゆる手段を講じる必要があるでしょう。
これも前記の場合と同様で、かなり厳しい状況にあります。4ATであればたまに中古車雑誌に載ることもありますが、5MTとなると道はとんでもなく険しいものとなってしまいます。特にピアッツァ・ネロの場合、実際の販売期間は1年半程度(5MTに限定するとさらに短い)ですから、そうそう見付かるものではありません。前記の専門店でも置いてあることは稀です。
極端な話、程度の良いhandling by LOTUSを手に入れて、オールペンすることも視野に入れるべきでしょう。そうでもしないと、いつまでたっても手に入らないかもしれません。
はっきり書いてしまいますが、JR130に関しては下手するとハンドメイドの117Coupeより探すのが大変です。不人気な上にレストア屋にも並ばないからです。グレードも色も指定しないならまだ何とかなりますが、少なくとも「極上」っていう条件はとりあえず外した方がいいです。初期のモデルは、発売してから20年近く経っているのですから、贅沢言っちゃいけません。別に極上車を探すことを止めやしませんが、少なくとも中古車雑誌に出てくるのを待っていたって時間の無駄です。今やXEに限らず、JR130自体が中古車市場に出回ることは滅多にありません。個人売買関係を探ったほうがよっぽど早いです。それにしたって「極上」というキーワードが付くことは滅多にありません。個人売買情報を手に入れるためには、雑誌等は勿論ですが、ネット上の掲示板やMLに参加したり、PIAZZA関連のクラブに加入する等、あらゆる所から情報を仕入れる必要があるでしょう。
基本的には一般の中古車と変わるところはありません(これは貴方が自分で調べて下さい)。ピアッツァ特有のチェックポイントを挙げると以下のようになります。
■錆
ハッチゲート中央部下側
ハッチゲート下側左右の角
ハッチゲート裏側
フロントホイールハウス内側
ロッカーカバー周辺
スペアタイヤ収納部下側
ラゲッジルーム下側
エンジンルームから見た時のシュックアブソーバとフェンダーとの間
■各部チリ
フロントバンパーとボディとのチリ
リヤバンパーとボディとのチリ
ボンネットフードとボディとのチリ
ドアとボディとのチリ
■エンジン
アイドリングが安定しているか
アイドリングは適正値か(MT:800±50rpm,AT:900±50rpm)
スロットル操作に引っかかりが無くきちんと追従するか
水温が上がり過ぎていないか
フロントや床からこもり音がしないか
■ステアリング
ハンドルセンターがきちんと出ているか
パワステオイルポンプのオイルもれは無いか
パワステ周りから異音がしないか
■足回り
右に傾いていないか
まっすぐ走るか?
ブレーキが片利きしていないか
発進時にショックは無いか(特に3リンク車)
■ボディ
ボンネットフードがちゃんとロックできるか。(特に左側)
ハッチゲートの閉まり方
リヤクウォーターウィンドウがきちんと開け閉め出来るか
各部のゴムシーリングがきちんとしているか
ハッチゲートのダンパーが生きているか(駄目になると開けても落ちてくる)
■運転席
サテライトスイッチは全てきちんと動くか
操舵力切替えスイッチはきちんと動くか
クラッチはきちんと踏めるか
エアコンは温風/冷風の切り替えがきちんとできるか
メーターが機能するか(特にデジパネの場合。デジパネはもう部品がありません)
4灯車の場合はきちんとライトがHi/Lowに切り替わるか
パワーウィンドウが左右きちんと動くか。(特に運転席側から助手席側が動くか)
シートベルトはきちんと巻き戻るか。(特に運転手側)
■その他
リヤシートは左右きちんとロックできるか
リヤパーセルシェルフのひもはちゃんと巻き戻るか
そして、基本的なことですが試乗は欠かせません。ナンバーがついていなかったら、せめてエンジンくらいはかけてみましょう。乗ってみるとどこからか軋み音が聞こえるかもしれません。ただ、音の中には内装がこすれているだけのものもありますのでよく注意して下さい。エンジン等も要注意ですが、それよりも修理や交換のきかないボディ周りを注意した方が良いでしょう。
まずはピアッツァと一緒に写真を撮りましょう(^_^)
よくあるトラブルとして、ブレーキランプがつきっぱなしになるということがあります。ブレーキペダルに付いているゴムが劣化しているのが原因ですので、金属の板を挟めば直ります。早めにチェックしておいたほうが良いでしょう。
あとは車の状態にもよりけりですが、換えられる消耗品類は新品に換えたほうが無難です。
ステアリングのセンターが出ていない場合はステアリングラックマウントブッシュの交換、乗心地やコーナリングのシャープさの改善はショックやスタビブッシュの交換となります。水温が上がりやすい場合はラジエターキャップとサーモスタットを点検し、劣化していたら交換して下さい。バッテリーもチェックポイントです。振動はエンジンマウントやミッションマウントの交換で改善されます。
あとは基本的なメンテナンスを施せば、そうそう壊れる車ではありません。ピアッツァと共に過ごす生活を楽しみましょう。
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