K1100RS バッテリー交換

4月以降一度も走っていないどころかエンジンもかけていなかったK1100RS。半年近く放置したので、当然のごとくバッテリーはヘロヘロになってしまった。こんなに元気の無いKのセル音を聞いたのは初めてだ。ピアッツァだとうんざりするほど聞いたのだが。完全放電せずに生きているところがまたすごい。

純正充電器で充電してみたところ、普通にエンジンがかかる程度には回復した。しかし、このバッテリーは購入後(つまり5年間)一度も交換していない。これはもう自主的に替えてもいい頃だろう。こんなバッテリーでロングツーリングに行くのは気が気でならない。

早速バッテリーを調達する。馬鹿みたいに高い純正品には興味が無い。先人曰く、秋月電子で売っているLONG WP22-12というものがKに使えるという話。早速秋月電子のサイトを見てみると、たまたま品切れだった。しかたがないので型番でネットを探してみると、性能がワンランク下のWP20-12というものではあるが、何とAmazonで2390円で売っているではないか。

(ちなみに秋月電子のサイトにははっきりと使えないと書いているので、完全に自己責任になるが、このバッテリーを使って悪影響が出たという話は聞いたことがない)

ちょっとだけ迷ったが、この性能差が大きな影響を及ぼす気がしない(と信じることにした)ので、この安いバッテリーを注文した。

しかし、日曜日に注文したバッテリーが、水曜日になっても発送通知メールすら来ない。痺れを切らして電話しても留守電だった。Amazonのサイトから業者のメールアドレスを見つけて、確認メールを送る。その翌日にようやく発送手続きが行われた。

届けられたバッテリーを早速取り付ける。シート、モトロニックを外して、バッテリー端子を外し、バッテリー固定用ステーを外すと、バッテリーが上から外せる。バイクのバッテリーにしては交換が簡単な部類だろう。

しかしこのバッテリーは非純正品なので、装着はただではいかない。端子を固定するボルトより、端子の穴の方が小さいのだ。これも予めわかっていた話だったので、鉄ヤスリを使って穴をちょっとずつ広げ、ネジが通ることを確認した上で装着する。

念のため、純正バッテリーについていた端子カバーを無理矢理挟んだ上で、取り外したステーや部品を装着していく。仮組みしたところで始動確認。セルは元気良く回り、あっさりエンジンが始動した。

これで一安心。バッテリーに不安が無いというのは気分がいい。この値段だったら車検ごとに替えてもいいかもしれない。

交換時の走行距離:52,000km